2人は別れ、そして巡り合う

安曇野の民謡に 「安曇節」 があります。
発祥は安曇野市のお隣りの松川村です。
作詞、作曲を専門家に頼らず、唄、曲、踊り、全てを地域の人が考えて作ったのです。
数多い詞があるのですが、地域の方から募って集めたんですね。

その安曇節の一部に次のようなものがあります。

 槍で別れた 梓と高瀬
 めぐり逢うのが 押野崎 (おしのさき)

槍は「槍ヶ岳」、梓は「梓川」、高瀬は「高瀬川」 のことなのですが
地理的なことが関係しそうなので地図にまとめてみました。

 

確かに、槍ヶ岳の北側から流れる高瀬川と、南側から流れる梓川
押野山の近くで合流し、犀川となって流れていきます。
実際には梓川は、押野崎の少し手前の松本市島内で、奈良井川と合流し犀川になっているのですが・・・

槍ヶ岳で別れた2人(2つの川) が
遥かな旅の後に巡り合って一つに!
ロマンに満ちていますね。

押野山の近くの「押野崎」と呼ばれる地点に行ってみました。


この地点で河川が合流するのですが
木が茂っていて分かりづらいのが残念。

 

それではと、少し高いところから見下ろして確認しようと長峰山に向かいました。
そこからの景観です。

 

確かに、合流する様子がよく分かりますね。
そして、長峰山からの景色も最高ですね。

 

参考に、動画もどうぞ♪

 

 

長峰山が出てきましたので
今回のテーマとは関係ありませんが
以前、作成した動画も参考にどうぞ♪

 

 

次回は、もう少し穂高地区に流れる河川の様子を調べてみます。