川崎満孝 (Kawasaki Mitsutaka) の総合芸術展「心の旅」
池田町にある北アルプス展望美術館 (池田町立美術館) に行ってきました。
(作品等の撮影・掲載は許可済み)
(左) 美術館隣りの公園から眺めた風景 (右) ラウンジから眺める風景は最高
川崎氏は、池田町在住のアーティスト・音楽パフォーマーで、
パフォーマンス名を「ドン・キー」と呼んでいます。
安曇野の風景、花鳥風月、心象風景や若き日の軌跡、外国の風景などが展示されていました。
(左)「感動的な春」 (右)「新天地」
展示作品
川崎氏は埼玉県大宮市 (現埼玉県さいたま市) の出身。
26歳から求道の放浪画家として歩み始めます。
軽ワゴン車をアトリエ代わりにして、関東以西、沖縄まで絵を描きながら2年間あまりの旅をします。
30代、東南アジア、インド、ネパールなどの中近東方面の23ヵ国を4年半に渡って、絵を描きながら求道の旅を続けます。
特にインドでは、ヨーガ、仏道の修養にも励みます。
(左)「うしなわれゆく自然」 (右)「遠いむかしのわたし」
1985年、39歳のときに池田町に移住します。
絵画や版画、陶芸、作詞や音楽の創作などに励みます。
2002年に池田町の山間地の古民家に移住し、創作活動を続けています。
主に中信地区にて個展や音楽パフォーマンスの活動を続けています。
「愛と平和」をテーマに取り組んでいます。現在77歳。
(左)「わたしのパラダイス」 (右)「春の河口湖からの富士山」
(左)「有明山心象風景」 (右)「自然と二つのハート」
(左)「My GARDEN」 (右)「MALAIKA &少年時代(天使)」
作品はカラフルで色鮮やかさが印象的です。
音楽は、本人が作詞作曲した楽曲を録音し、その曲に合わせて歌い踊ります。
この日、私達にも、持ち前のユニークなパフォーマンスを披露していただきました。
そのときに撮影した映像を編集しました。ご覧ください。
お気に入りの絵の前で1枚撮らせていただきました。
とても素敵なおじさんでした。
ドンキー・おじさん、ありがとうございました。
これからのご活躍を楽しみにしています。
[参考]
川崎満孝氏のチャンネル「私はドンキー・おじさん」がとても参考になりますので貼っておきます。
参照 Facebook
参照 X (Twitter)
【追記】
話はそれますが、川崎氏が絵に夢と希望を抱くようになった話を知りました。
「中学校に入った時、友達の影響もあって美術部に入りました。
そこで美術の先生は、自分の絵をすごく褒めてくれて、3年間夢中になって絵を描き続けました。」
先生の一言は、子どもたちに大きな影響を与えるものです。
特に褒め言葉は、人生をも前向きに導く力を秘めています。
その話を聞いて、ふと、『遺愛集』 の著者である 島秋人 を思い出しました。
貧困と病苦に心がすさみ犯罪を犯してしまった島秋人。
獄中で短歌を詠みつづけた歌人ですが、歌を詠むようになったきっかけが・・・
中学1年時の担任の先生が美術の時間に
「君は絵は下手だが、構図が良い」 と褒めてくれたその一言だったといいます。
「たったひと言のほめ言葉が私の心を救い、私の人生を変えた」 と島秋人は述懐しています。